ここで当時を振り返ってみると、まさに砥石さんだ。
甘いマスクで優しげで、精錬されてて真摯な臨床心理士
誰からも人気があって、すらりとしていつも身なりもお洒落で
洗練されていた。
砥石さんは、上手に私を誘導した、甘い言葉で夢を見させて踊らせて
それでいて自分は決して、危ない領域に出ることはなかった。
私は、5年の歳月をかけて、少しでも砥石さんに紙一枚ぶんでもいいから近くになってみたくて
超へなちょこだった自分を立て直していこうと、これでもかってくらい自分を磨くっていう名目に励んだ。
もちろん、臨床心理士と患者なんていうのは、遠く階層が違う
天と地ほどの距離があるのだ、外で会うことなどもちろんできないし
その心療内科のあるビルの中であっても、一歩外をで出ると話をすることもできない
悩ましい戒めがあった。
こんな中で何ができるって言ったら、自分を立て直したり、いいことしてみようとしたり
自分の現状を話してみて、少しでも快く思ってもらえたらとか、小綺麗にしてお洒落するとか
そんな程度だ。
へなちょこ観点からは、何も生まれなくなって、わたしはただひたすらに自分を強く
自立させていくことを訓練された、そして嫉妬心との付き合い方もこの5年で培った。
自分を磨いて、わずかないちるの望みをを恋い焦がれ
ほんのわずかな機会に胸を踊らせた、一喜一憂したっけ。
遠い昔に、5年の間に、、わたしはそのいちるの望みを夢見て
砥石さん以外の異性の選択肢をことごとく、選択できなかった。
言うなれば一途に、ただ恋い焦がれた、夢を見て
走って飛んで、遠くまで飛んで、助走もついてた。
飛ぼうとしたハードルは、きっと仕組まれていたものなんじゃないかな、そうでしょう?神様
昔から棒高飛びは苦手だったけ。
わたしは心療内科に通いながら、並行して仕事をし出していた。
もはやすっかり心身ともに回復もしてたのでもう、その心療内科を辞めることになった。
砥石さんに今までお世話になったお礼の手紙を人づたいに渡してもらった。
いちるののぞみを夢見たまま、その心療内科の通院をやめた。
かくしてその心療内科をやめて、わたしは半年間、そのまま自分の仕掛けた
拙い心意気の結果を、心細く大人しく待っていたけど
待てど暮らせど、海の遠くの地平線から船がやってくることはなかった。
勢い込んで、もはや海を渡れやしないかといかだに乗って漕ぎだした時かな
密に絡まった、線があなたに繋がる時がやってきたのだ。
こうしてみると、どんなにおかしなことに感じたとしても
1ミリたりとも間違えてなかったんだろうな、ずれることは許されなかったんだ
遠くから、あなたへ向けての時がやってきたその瞬間を、わたしはいまも思い出すことができる
何気ないその姿を今もなお思い出すことができ、懐かしい追憶だ
初めの頃の甘言で、わたしはいつも走り出して、いつの間にかその初めの綺麗な景色と情景だけが
原動力になっていて、その次は試練だ、離れてて、長距離感で、そんでどこかしら孤独だ
なんでだろうね、どうして神様、いつもそのパターンなの?
わたしが、わたしを大事にしないと繰り返されるのかな、今そんな気がした。
確かにそうかもしれない
神様はわたしに何をさせたいんだろう。
砥石さんに逢ってから、約5年 わたしは外の世界に送り出された。
さようなら砥石さん、おかげで研磨されましたよ。
ピカってなってあの人に逢えました。
遠くで頑張ってください、もう二度と会うことはない人
歴史の中の蜃気楼、さよなら。そしてありがとう
そのおかげで今があるんでしょうね
ー現在時間2018年、8月19日 9:57分ー
外は雨が降っていて、ここ数日は2連休を楽しみにしていたけど
どこかパッとしないのはあなたとのやりとりが、ふるわなかったからだね
一体、わたしは何をしたら好展開になっていくのだろう
何をしたら... どうあればいいのか、どこに向かったらいいのだろう
それがこのタイミングでのリアリティだ
前世と相まって、頭に浮かんだこと
「僕をひとりにしないでくれ、僕はいつもあなたに好かれたくて、そうしているのに
あなたはそれに気づいていないんだ」
せっかくこの世界で再会できてゆうよをもらっているのに
いがみ合うのはもうやめようよ、勿体無いじゃない?
景色やあなたを楽しみ味わいたいよ、夢のようなその時を
ほんとはいつも、あなたのことだけなのに、いつも追いかけてるのに
無遠慮なタイミングってやつが、仕掛けてくるみたいだ。
追いかけず、自分自身で幸福さに満ちていくことを覚えなければいけない
そんな時分だ。
それが今のリアリティで思いつくセンスだ。
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